日常にゲームを

職場のひとに頼まれて,毎日とある測定をしています.最近,これにゲーム性とか占いのような要素を感じはじめました.毎朝体重を量る,ということを考えると,「自分がなにかアクションを起こしてなんらかのレスポンスが返るものはすべてゲームである」 とするのは言いすぎかと思いますが,これは体重よりも 「まじめに測定したかどうか」 を含むさまざまな要因で変化する (ような気がする) あたりがゲーム的です.
この 「ような気がする」 がゲーム性にとっては重要なところで,確実にうまくやる方法がすぐにわかってしまうようではすぐに飽きてしまいますし,かといっていくら工夫しても全然うまくなる感じがしないのもやる気をなくします.ほどほどが一番です.もうひとつ,本人の能力努力に関係なくたまにはよい結果が出る,という方向もありますが,これはどちらかというと占いの類でしょう.*1
…って,だからこれはゲームではないのでした.そもそも,これで測定したいのは 「まじめにやってる度」 ではないはずです.観測したいパラメータ以外はなるべく揃えるのが科学実験の基本ですから,ゲームなどやっていてはデータの意味がないのでは.
急いで補足しておくと,態度と結果の関係に気づいてからは毎日できる限りのまじめさを傾けておりますのでお許しを.ただ,その動機が科学実験に対するもの (条件を揃える) というよりゲームに対するもの (よいスコアを出したい) であるだけで.

*1:だからマインドシーカー (超能力養成ゲーム) は超クソゲーだったのでしょう.あれももう少し成功率を上げたなら,占いソフトとして普通のクソゲーになっていたものを.