お弁当屋さん

いつものコンビニに飽きたので,朝違うコンビニでサラダとサンドイッチを買ったと思ってください.それを机の隅っこに置いて午前中の仕事をします.さあ楽しい楽しい休み時間,おなかも空いたよお昼の時間.ところが袋を開けて,むむ,とうなってしまうのです.は,箸がないっ.
確かにサンドイッチには箸は要りませんが,それではこの棒々鶏サラダはどうしてくれるのか.この場合大は小を兼ねるのであり断じてその逆は成り立たないのであって,必要とする道具の多い方に合わせてくれないと困るではないか.ダメじゃないかコンビニ N せっかくたまに買ってやったというのに.
たっぷり 3 分間,袋の底をさらったりサラダのパッケージをぺたぺた触ったりしたあげく,私は結論を出しました.これは最寄りの (「いつもの」) コンビニに行って,箸を使いそうな品を購入するしかない.せっかく朝買ってきたのにまた下界へ下りていくとは何たる無駄.しかもコートをロッカーから出すのが面倒だから寒いよう.
小銭入れをポケットに入れ部屋を出ながら,そういえば頼れるかもしれないもうひとつの存在を思い出していました.それはお弁当屋さん,オフィスで私がいる部屋の目の前に毎日やってくるお弁当屋さんです.安いのはよいし非常に便利なのですが,どうもメニューが少ないのと,万人向けなので私には食べすぎな気がして数えるほどしか買ったことがありません.ここにはお弁当のほかには箸を使うようなメニューはありません.このお弁当屋さん箸くれないかなぁ,でも確か箸はお弁当にくくりつけてあったからダメそうだなぁ.
さて,お弁当屋さんと第一次接近遭遇です.お弁当手前のソース等の入ったかごに,箸も入っています.あれ,これはもしかして.

「お箸だけってもらえますか」
「どうぞ」

あっさり入手できました.寒い外にも行かなくてすみました.ありがとうお弁当屋さん.きっと,お弁当本体についていた箸を落としてしまった人かなにかと思われたのでしょう.申し訳ない,今度はここでお弁当を買うよ.


というのが昨日の話なので,今日はさっそく (朝起きるのが遅かったのでお昼など買っている暇はなかったし) このお店でお弁当を買いました.これで一応借りは返しましたよ.実に満足しました.
それはそうと,ここにはヘルシーがどうとかいうメニューがあるのになぜミックスフライ弁当なのだ自分.もう食べ過ぎの上に体に悪いことこの上ない.フライが 3 つどかどかどかと載っていて,案の定 2 個目くらいからもういいやという気分になってくる.しかも追い討ちをかけるように,帰宅すると夕飯がハムカツであった.受験生でもないのに縁起のよすぎることである.ま,どれもおいしくいただきましたが.また明日から踊ろう.